ナチュログ管理画面 トレッキング・登山 トレッキング・登山 関東 アウトドア&フィッシングナチュラムアウトドア用品お買い得情報
ブログ作成はコチラ
あなたもナチュログでアウトドア生活を綴ってみませんか?
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 1人
アクセスカウンタ
Information
アウトドア用品の
ご購入なら!

スポンサーリンク



上記のお知らせは30日以上更新のないブログに表示しています。
記事を更新するとこのお知らせは表示されなくなります
  

Posted by naturum at

翌日、日曜日。午前5時50分頃起床。
朝食はお湯をわかしてココアを作り、パンを食べました。
残ったお湯はポットに入れて山に持って行きます。

前にも言ったように、キャンプサイトである自然公園から直接瑞牆山に登る不動滝ルートもありますが、初めてこの山に登る私としては、とりあえず瑞牆山荘からのメインルートを往復することにしました。

まずはマイカーで瑞牆山荘へ移動。山荘から林道を少し上がったところに無料駐車場があります。7時頃に到着しましたが、もう結構車で埋まってました。

やはり寒い!ということで、パンツの下にアンダーパンツ、トレーナーの上からレインウェアを着こみ、7時15分頃、出発。

無料駐車場の脇にゲートがありますが、そこから林道づたいに行くと遠回りになるので、一旦、瑞牆山荘に下って山荘対面の登山道から入ります。

<瑞牆山荘>
瑞牆山荘

登山口ではゴミ持ち帰りを訴求するティッシュを配っている方がおられました。朝早くからご苦労さまです。

登山口


しばらくは林間の道を少しずつ登っていきます。運動不足のためか、寒いからか、ボケてるのか、体が重く感じられます。

登山道下部

早速、大きな石がゴロゴロしています。

しばらくすると、ひょっこり林道に出ます。この林道を横切り、反対側の山道に入ります。ここから尾根に出るまでちょっと頑張る登りが続きます。

林道を横切る


尾根に出ると、木々の間から瑞牆山がお出迎えしてくれました。

ファースト瑞牆山

ベンチがあるので、もう疲れたという方はここで休みましょう(笑)。
でも、ここからは傾斜は少し緩くなります。左手に林道をわけ、もう一登りしたら富士見平到着。

富士見平小屋

富士見平標識


ここまでガンガン人に抜かれたので、さぞペースも遅いんだろうなと思ったんですが、瑞牆山荘から45分で到着。えっ?これでもコースタイムより早いやん。どういうこっちゃ?

富士見平にはテン場があって、色とりどりのテントの華が咲いてました。

富士見平テント場


さて、まだ大して歩いてないので、ここでは小休止だけとって先を急ぎます。
というか、尾根に出たあたりから風が強くて、じっとしてると寒いんですよね。

富士見平から少し登った後、道は一旦下り始めます。20分弱で小川山への道を右手にわけるとさらに急な下りになり、やがて天鳥川源頭に到着。ここまで富士見平から25分ほどです。

天鳥川

ここを超えたところにベンチがあります。ここから頂上まで急登続きですので、途中で休むには良い所かもしれません。

ベンチからも見える急登のスタート地点が、この巨岩の横のハシゴです。巨岩には大きな割れ目が入っているので、桃太郎岩と呼ばれているそうです。

桃太郎岩


ここからの登りは岩また岩で、鎖場もガンガンあります。人も多いですので、石を落とさないよう注意しましょう。






こちらは帰りに撮った写真ですが、こんな岩のすき間を通るルートもあります(ルートが途中分岐してるのでここを通らなくても通過できる)。

通れるかい!


ふと振り返ると、美しい富士山の姿がお目見え。疲れた心が癒やされます。

登る途中に見えた富士山


眼の前に岩峰がいよいよ迫ってきました。大ヤスリ岩ってヤツかな。

大ヤスリ岩


遂に、山頂まであと10分の標識。ここで不動滝ルートと合流するようです。

ルート合流


ここから少し渋滞が発生。山頂に登る人々と山頂から降りてくる人々の流れがぶつかり、しかも鎖場があるからでしょう。

山頂直下の渋滞


10時15分、山頂到着。
いやあ、素晴らしい眺めです。天気もいいし、言うことなし。

瑞牆山頂


正面には南アルプスの山々。甲斐駒、仙丈、北岳などが一望できます。

<甲斐駒と仙丈ケ岳>
南アルプス


右手に目を向けると八ヶ岳、こちらも一望です。

八ヶ岳


少し前、見上げていた岩峰(大ヤスリ岩)も、今は眼下に見えています。

山頂から見下ろす大ヤスリ岩


左には、富士山がキレイな裾野を広げ、さらにその左には奥秩父の主峰、金峰山と周辺の岩塊が見えます。

瑞牆山頂から見た富士山


風が強く、少し寒いのが玉に瑕ですが、岩陰に入ってポットのお湯でココアを作って飲んだら元気も回復(笑)!

さすが、人気の山、しかも紅葉のピークだけあって、頂上は人がいっぱいです。

山頂の人々


オニギリを頬張ったりココアを飲んだり、ナンダカンダと絶景を満喫しながら45分ほど山頂にいましたが、何時までもいるわけにもいかず、名残惜しいですが11時頃、山頂を後にしました。

帰りは行きと同じルートを逆戻りです。急降下の後、登り返しがあってキツいっちゃキツイです。富士見平までコースタイムは80分ですが、休みコミですが100分かかってしまった。スレ違い等が多く時間がかかったのもあるけど。12時40分、富士見平着。

富士見平小屋でバッチを購入。もっと見たかったけどこの小屋はキャラバン脱いで上がらないと行けなさそうなので、面倒くさいので止めました。行きは気が付かなかったけど、小屋の外のベンチから、その名のとおり富士山も見えました。

富士見平から見た富士山


13時20分、瑞牆山荘に到着。山荘でソフトクリームを買って無事帰還のお祝いです。同じような人が他にも居て、何だかホッコリ(笑)。


しばらく休んでから、車でキャンプサイトに戻り撤収作業。
そして、管理棟の売店でおみやげにキノコ(しめじ)とそば粉を購入後、車に乗り込んで日帰り入浴施設「増富の湯」へ。

「増富の湯」までは30分ほどかかりました。思ったより遠かったです。
でも、途中のドライブは、金山平のススキ野や、本谷川の紅葉など、素晴らしかったです。

「増富の湯」はラジウム鉱泉ということですが、源泉は茶色っぽい色をしてました。
25度、30度、35度、37度と温度の異なる湯船がありましたが、アレは効果のある浸かり方というのがあるのかな?ちょっとわからんかった。
別途、白湯の泡風呂や42度の湯船もありました。

ともあれ、ヌルめの湯船で長風呂できたのは個人的には嬉しかったです。
もう一つ、私のお気に入りの地酒「谷桜」の純米酒(720ml)を発見!思わず購入(笑)。このブランドは確か木梨憲武さんと安田成美さんが結婚式使ったような気がします。今回も飲んでみてやっぱり美味しかった。
  



10月末(2015年)の週末、山梨県にある瑞牆山に登ってきました。
ゴツゴツした岩稜の山頂が魅力的な百名山の一つで、前から行きたいと思ってたんですが、今回、紅葉の最盛期に行くことができました。

東京から日帰りでも登れますが、何かとしんどいし、それに天気のよい朝のうちに山頂に立ちたかったので、今回は麓で一泊することにしました。

麓には瑞牆山荘という良さ気な宿泊施設もありますが、私は「みずがき山自然公園」で1泊キャンプしました。

ここは公営で、最近ハヤリの高付加価値キャンプ場ではありませんが、隠れた穴場で、まさに「あまり人に教えたくない」くらい素晴らしいキャンプ場でした。

自然公園から見た瑞牆山

テントサイトの目の前には、今回登る瑞牆山がそびえていて、後ろを振り返ると南アルプスの山々が見えます。

管理棟には、地産品を販売するお店や珈琲・そば等を出す食事処もあります。
ここにあるトイレもメチャクチャ綺麗です。この間行ったスノーピークHQのキャンプ場以上にキレイです(夜もトイレを利用できるようドアは開いてました)。

自然公園管理棟


テントサイトは管理棟の周辺に広がっており、区画のないフリーサイトです。
ネットで調べたところでは「オートキャンプ場ではないが設営・撤収の際は車をテント横まで入れてOK」とのことでしたが、少なくともこの日はテントの横まで車を入れるように言われました。

ていうか、そもそもこの自然公園の駐車場が満車状態でしたから、実質的にそうせざるをえなかったと思います。

といいますのも、この自然公園は瑞牆山への登山口の一つになっていて(不動滝コース)、登山者が利用する為ここの駐車場がこんなに混雑するようです。

翌日の撤収時間の制限はなく、日が暮れるまでに撤収すればOKという自由さが有り難い。なので、朝イチで瑞牆山に登ってきて、帰ってきてから撤収ということができます。これがまさに私が今回テント泊にした理由でもあります。あっ、予約も不要。飛び込みでOKです。


こちらが炊事棟。直火禁止のキャンプ場なので竈もあります。炊事場はここ1ヶ所だけですが、そもそもこのキャンプ場はあまり混まないと思うので十分なんでしょう(私が泊まったのも土曜日です)。

炊事棟


今回使用したテントはこちらの2-3人用のテント。
ぶっちゃけていうと、長女が小さいころに使っていた十数年以上前のものです。今は家族が増えてもっと大きい新しいテントを購入したので普段は使っていません。そのため、収納袋などは薬剤が溶けて?ベトベトしています(笑)。

マイテント

1人泊なのに2-3人用?
「だって、小さなテント、これしか無いんだもん。」

受付の際、こう言うと1人用テントの値段にオマケしてくれました。なんと、1000円ポッキリ!! まあ、2-3人用テントでも1張り2000円なんですけどね。安い!公営キャンプ場最高!

管理棟の赤い生け垣

管理棟付近の赤い生け垣。これ紅葉してるのかな?もともと赤いのかな?

ともあれ、紅葉は山に登るよりも、麓の方が最盛期でキレイでした。
特に、自然公園に到着する10分前くらいから、紅葉のトンネルとか、素晴らしいシーンの連続です。ときどき車を路肩に停めて見入りました。

道路の紅葉


午後5時頃、太陽が南アルプス方面に沈みました。山の夜は早くやって来ます。

南アルプスへの落日

一方、瑞牆山の山の端にはお月さまが顔を出しました。

瑞牆山の山の端の月


須玉ICを出たところにあるローソンで月見だんごを売ってたのをなぜか買って来ていた私(笑)。
今夜はこれと焼酎で乾杯です。

月見餅と焼酎(いいちこ)


キャンプ場に到着したころ(午後3時頃)はよく晴れていて長袖シャツだけでよかったんですが、日が沈む頃になると冷えてきたので、トレーナーを1枚着こみました。何といっても標高1000メートルを超える高原の10月末ですから、寒くて当たり前ですね。

夕食はご飯を炊いて、いなばのタイカレーで軽く済ませました。今回は登山がメインということで、手の込んだキャンプ飯はなしです。

ご飯は2合炊いて、残った分で明日のオニギリを作っておきました。塩を持っていくのを忘れたんですが、管理棟で岩塩を売ってたので購入。味のトガッてない美味しいお塩でした。この管理棟ではジャガイモ、タマネギ、キノコ、ハチミツなどの地産品が売ってるので、モノにもよりますが、買い忘れがあっても何とかなります。あと、私はヤマナシをつけたお酒も購入(他にもスズメバチ酒とか、いろいろありましたよ)。ただ、個人的にはもうちょっと甘いお酒の方が好みだったかな。


寝具については、銀マットの上に家庭用の厚さ5センチほどのマットレスを敷き(エアマット替わり)、化繊シュラフの中に薄い羽毛シュラフを入れて二重にし、トレーナーを着たまま寝ました。これで丁度の温度で、熱くもなく寒くもなく快適でした。

ただ、夜中に風が強くて、その音で目が冷めました。あと、獣の遠吠えが結構聞こえました。遠吠えと行ってもアレは狼とかじゃなく、鹿とかそんな感じの甲高い遠吠えでした。遠吠えの他に猟銃の銃声も聞こえました。なかなかアウトドア満喫って感じです。