2015年06月17日
腰ベルトを装着してのハイキング第二弾。
ずっと行きたかった尾瀬に行ってきました。
尾瀬のシーズンの一つである6月上旬(2015/6/10)。水芭蕉が見頃の時期です。
結論から言うと非常に素敵なハイキングになりました。
この時期の尾瀬は空気は爽やかで、長袖シャツと長ズボンなら、風が心地よく
絶好のハイキング時期だと思います(夏は行ったことはないけれど少し暑いかな?)。
もちろん、湿原、尾瀬沼、燧が岳、残雪の至仏山、水芭蕉等みるものも多いし、愛らしい高原植物、絶えず聞こえる野鳥のさえずり等、山ならではの醍醐味も存分に味わえます。
ただ、梅雨時ということで空模様が気になるところですが、
今回は運良く雨の日の間の快晴の日に訪れる事が出来ました。
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(コースタイム)
1日目(8時間25分)
大清水――(55分)――一ノ瀬休憩所――(60分)――三平峠
――(30分)――三平下・尾瀬沼山荘――(25分)――尾瀬沼ビジターセンター
――(60分)――沼尻無料休憩所――(95分)――見晴
見晴――(35分)――元湯山荘――(60分:平滑の滝展望を含む)――三条の滝
――(50分)――元湯山荘――(35分)――見晴
2日目(3時間30分)
見晴――(40分)――竜宮十字路――(55分)――牛首分岐
――(50分)――山の鼻――(研究見本園一周15分)――山の鼻
――(50分)――鳩待峠
*休憩時間を含まない正味時間。但し、区間によって、非常にのんびり
歩いているところがあります。
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今回は東京から往復とも「尾瀬」号という高速バスを利用(片道大人1名3900円)しました。
ウェブサイト記載の電話で申し込んで、支払いはコンビニでできます。
行きは夜行で大清水着に早朝3:40に到着。
バスは関越道入ってスグに三好SAで休憩し、その後川越でも乗客をピックアップするなどしたこともあって、あまり寝られませんでした。
大清水に到着した時はまだ夜はあけてませんでした。
少し寒かったので、ヘッドライトで照らしながら、長袖シャツと毛織のズボンを出して着こみ、トイレにも行って出発準備。
午前4時を過ぎると空が明けてきましたので、いよいよ出発。


しばらくは車も通れる程の広さの林道を進んでいきます。
時節によっては退屈な道かもしれませんが、この頃の朝はヒンヤリして心地よく、空気もいいし、
鳥の声も聞こえ、林道といえども森林浴気分を味わえます。

1時間ほどで一ノ瀬の無料休憩所(トイレ有り)に到着。

この休憩所を過ぎるとスグに橋があって、その橋を渡ったところで左に折れて山道になります。



25-30分ほど登ってしんどくなってきた頃、左手に水場があります。看板にも地図にも「岩清水」とあります。
ここは以前は岩壁から水が流れ出ていた文字通りの「岩清水」だったそうですが、今は工事か何かで岩壁はなくなり、水はパイプを通って流れ出ています。まろやかで冷たくてなかなか美味しい水でした。

このあたりでは、ピンクと白の花がよく目に入ってきました。あとで図鑑などで調べたところでは
ピンクのがムラサキヤシオツツジ、白いのがオオカメノキかな。

岩清水から15分ほど登ると傾斜がゆるやかになってきます。峠が近いのかと自然と足取りも軽くなります。
しかし、しばらくすると行く先に残雪が出てきました。最初は時々木道を隠しているくらいでしたが、そのうち一面の雪面があらわれ、踏跡と遠くに見える木道でルートを探さないといけないことも。

6時15分三平峠に到着。大清水から休憩含めて2時間くらい。
標高1762メートル。今回のハイキングでは一番標高が高い場所です。

もっと見晴らしがいいのかと思ってたんですが、林の中で視界は全く開けてないんですね。なので長居は無用、尾瀬沼の方へ降りていきます。ただ、下りで雪道になってるところがあったりして、なかなか時間がかかります。
6時45分、ようやく尾瀬沼の南のほとり(三平下)に建つ尾瀬沼山荘に到着しました。

このあたりからは白樺のすき間から尾瀬沼が見ててとても雰囲気が良いです。
沼のほとりまで行けば、燧ヶ岳がきれいに見えます。

まだ時間が早いからか、あまり人も多くなく、静かな尾瀬を満喫できてよい感じです。
標識近くにたくさんベンチのあるところにも自分以外にいたのは一人だけでした(通り過ぎるパーティーは何組かいましたが)。その方は燧ヶ岳に登る予定だとか。私はまあやめときましょう(後で再会時に聞いた所、燧から見晴への山道は通行できないので、尾瀬沼側の登山道をピストンして登ってこられたそうです。若いなあ)。
ここでおにぎりで朝食。
汗が冷たいので、一番内側のシャツを脱ぎ、かわりにスウェットを来て7時15分出発。
尾瀬沼ビジターセンターに向けて、湖岸を右方向へ進みます。

すると、さっそく水芭蕉の群落のお出迎えです。
ワタシ的には水芭蕉自体ははじめてじゃないんですが、大きな群落はたぶん初めてです。
しかも、それが沼や燧ヶ岳を背景に咲いてたり、歩きやすい平坦な木道の側、あちこちに咲いてたりするんです。いやあ、癒やされますね。

水芭蕉と尾瀬沼と燧ヶ岳の共演、なんてのも、人生で何度も見られるもんじゃございませんね。

必然、のんびりとコースタイムの2倍近くかけて歩くことになりました(笑)。
最後にこのあたりで一番一面に水芭蕉が咲いているところがあって、その向こうにあるのが長蔵小屋です。

長蔵小屋の裏に尾瀬沼ビジターセンターがありました。

ビジターセンターでは、各コースの今の現状(通行可否、危険度、見どころ等)の情報を知ることが出来ます。また、正面に水場がありますので、飲水を補充。

また、このあたりから見える燧ヶ岳も堂々としていてなかなかです。

ビジターセンターに隣接して、キレイなトイレや長蔵小屋の売店もありました。売店ではソフトクリームやコーヒー、牛乳なども売ってましたがまだご褒美には早いですよね。
(つづく)
ずっと行きたかった尾瀬に行ってきました。
尾瀬のシーズンの一つである6月上旬(2015/6/10)。水芭蕉が見頃の時期です。
結論から言うと非常に素敵なハイキングになりました。
この時期の尾瀬は空気は爽やかで、長袖シャツと長ズボンなら、風が心地よく
絶好のハイキング時期だと思います(夏は行ったことはないけれど少し暑いかな?)。
もちろん、湿原、尾瀬沼、燧が岳、残雪の至仏山、水芭蕉等みるものも多いし、愛らしい高原植物、絶えず聞こえる野鳥のさえずり等、山ならではの醍醐味も存分に味わえます。
ただ、梅雨時ということで空模様が気になるところですが、
今回は運良く雨の日の間の快晴の日に訪れる事が出来ました。
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(コースタイム)
1日目(8時間25分)
大清水――(55分)――一ノ瀬休憩所――(60分)――三平峠
――(30分)――三平下・尾瀬沼山荘――(25分)――尾瀬沼ビジターセンター
――(60分)――沼尻無料休憩所――(95分)――見晴
見晴――(35分)――元湯山荘――(60分:平滑の滝展望を含む)――三条の滝
――(50分)――元湯山荘――(35分)――見晴
2日目(3時間30分)
見晴――(40分)――竜宮十字路――(55分)――牛首分岐
――(50分)――山の鼻――(研究見本園一周15分)――山の鼻
――(50分)――鳩待峠
*休憩時間を含まない正味時間。但し、区間によって、非常にのんびり
歩いているところがあります。
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今回は東京から往復とも「尾瀬」号という高速バスを利用(片道大人1名3900円)しました。
ウェブサイト記載の電話で申し込んで、支払いはコンビニでできます。
行きは夜行で大清水着に早朝3:40に到着。
バスは関越道入ってスグに三好SAで休憩し、その後川越でも乗客をピックアップするなどしたこともあって、あまり寝られませんでした。
大清水に到着した時はまだ夜はあけてませんでした。
少し寒かったので、ヘッドライトで照らしながら、長袖シャツと毛織のズボンを出して着こみ、トイレにも行って出発準備。
午前4時を過ぎると空が明けてきましたので、いよいよ出発。


しばらくは車も通れる程の広さの林道を進んでいきます。
時節によっては退屈な道かもしれませんが、この頃の朝はヒンヤリして心地よく、空気もいいし、
鳥の声も聞こえ、林道といえども森林浴気分を味わえます。

1時間ほどで一ノ瀬の無料休憩所(トイレ有り)に到着。

この休憩所を過ぎるとスグに橋があって、その橋を渡ったところで左に折れて山道になります。



25-30分ほど登ってしんどくなってきた頃、左手に水場があります。看板にも地図にも「岩清水」とあります。
ここは以前は岩壁から水が流れ出ていた文字通りの「岩清水」だったそうですが、今は工事か何かで岩壁はなくなり、水はパイプを通って流れ出ています。まろやかで冷たくてなかなか美味しい水でした。

このあたりでは、ピンクと白の花がよく目に入ってきました。あとで図鑑などで調べたところでは
ピンクのがムラサキヤシオツツジ、白いのがオオカメノキかな。

岩清水から15分ほど登ると傾斜がゆるやかになってきます。峠が近いのかと自然と足取りも軽くなります。
しかし、しばらくすると行く先に残雪が出てきました。最初は時々木道を隠しているくらいでしたが、そのうち一面の雪面があらわれ、踏跡と遠くに見える木道でルートを探さないといけないことも。

6時15分三平峠に到着。大清水から休憩含めて2時間くらい。
標高1762メートル。今回のハイキングでは一番標高が高い場所です。

もっと見晴らしがいいのかと思ってたんですが、林の中で視界は全く開けてないんですね。なので長居は無用、尾瀬沼の方へ降りていきます。ただ、下りで雪道になってるところがあったりして、なかなか時間がかかります。
6時45分、ようやく尾瀬沼の南のほとり(三平下)に建つ尾瀬沼山荘に到着しました。

このあたりからは白樺のすき間から尾瀬沼が見ててとても雰囲気が良いです。
沼のほとりまで行けば、燧ヶ岳がきれいに見えます。

まだ時間が早いからか、あまり人も多くなく、静かな尾瀬を満喫できてよい感じです。
標識近くにたくさんベンチのあるところにも自分以外にいたのは一人だけでした(通り過ぎるパーティーは何組かいましたが)。その方は燧ヶ岳に登る予定だとか。私はまあやめときましょう(後で再会時に聞いた所、燧から見晴への山道は通行できないので、尾瀬沼側の登山道をピストンして登ってこられたそうです。若いなあ)。
ここでおにぎりで朝食。
汗が冷たいので、一番内側のシャツを脱ぎ、かわりにスウェットを来て7時15分出発。
尾瀬沼ビジターセンターに向けて、湖岸を右方向へ進みます。

すると、さっそく水芭蕉の群落のお出迎えです。
ワタシ的には水芭蕉自体ははじめてじゃないんですが、大きな群落はたぶん初めてです。
しかも、それが沼や燧ヶ岳を背景に咲いてたり、歩きやすい平坦な木道の側、あちこちに咲いてたりするんです。いやあ、癒やされますね。

水芭蕉と尾瀬沼と燧ヶ岳の共演、なんてのも、人生で何度も見られるもんじゃございませんね。

必然、のんびりとコースタイムの2倍近くかけて歩くことになりました(笑)。
最後にこのあたりで一番一面に水芭蕉が咲いているところがあって、その向こうにあるのが長蔵小屋です。

長蔵小屋の裏に尾瀬沼ビジターセンターがありました。

ビジターセンターでは、各コースの今の現状(通行可否、危険度、見どころ等)の情報を知ることが出来ます。また、正面に水場がありますので、飲水を補充。

また、このあたりから見える燧ヶ岳も堂々としていてなかなかです。

ビジターセンターに隣接して、キレイなトイレや長蔵小屋の売店もありました。売店ではソフトクリームやコーヒー、牛乳なども売ってましたがまだご褒美には早いですよね。
(つづく)
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