風に聞いてくれ

先日のターザニアでは、車椅子の娘は楽しむ事ができなかったので、
娘も楽しめるような似た様なことが何かないかと考えたのですが、
「愛・地球博」で車椅子の人でもロープで木登りができるアクティビティが
あったのを思い出して、ちょっとネットで調べてみたら、見つかりました。
「ツリーイング」とか「ツリークライミング」というものでした。

で、こちらのＴＭＣＡさんのウェブサイトを見て、9/27に我家からそう遠くない
練馬区光が丘公園で体験会があることを知り、参加させていただきました。

体験会は１日３回行われていて、１回あたりの定員は５名だそうです。
基本的に当日受付のみだそうですが、私達は車椅子の者の参加ということ
もあり、事前にメールでご連絡をしておきました。

まずはハーネスを装着して、ヘルメットを被り、後のロープの接続等はスタッフの方にお任せ。

健常者の場合は、１本のロープが高い木の枝に引っ掛けてあって、両端が地上まで垂れ下がってあり、その一端に自分を結びつけるとともに、そのロープから他方のロープに「ブレイクス」という滑り止め用のロープの結び目を作ります。このブレイクスを上にずらして上がっていきます。
もっとも、宙に浮いた状態で、このブレイクスを上にずらすのは難しいので、自分よりちょっと下の方に足場用の輪になった細いロープ（フットループ）が結んであります。で、ブレイクスとフットループを交互に上にずらしながら上がっていきます。
下りは、ブレイクスを上から下に抑えてずらすと、一気に降りてくることができます。


しかし、車椅子の娘の場合はそうは行きません。足が使えず踏ん張ることもできないので、手で引っ張って上がれるように、滑車を組み合わせてセッティングしていただいてました。また、普通のハーネスでは体が後ろにそれてしまうので、背中部分を引っ張りあげる別のロープを設置して、別のスタッフの方が引き上げて下さってました。そんなこんなで娘一人に３人ががりでお世話いただきました。スタッフの皆様、本当に有難うございました。
おかげさまで、娘も腕でロープを引っぱり、けやきの木の８Ｍ程の高さまで、ご機嫌な状態で２往復もさせていただくことができました。



木の上にはハンモックというのかツリーボートというのか、横になって身を委ねられるものも設置いただいており、娘も含めて子供たちはご機嫌でした。


高いところでロープにぶら下がっているというのは、普通の木登りとはまた違った感覚です。もちろん、少しロープを揺らしてもらえば木の上（枝や又）にも降りられますが、木登りで上る木とは全然違う大木ですので、トトロの世界ような感じが味わえます。８Ｍと言ってもかなり高いです。下から見ても上から見ても「オーッ」って感じです。多分、ベテランになるともっと高い木に上るんでしょうけれど、ホント、普段と全然視点が違うんでしょうね。


体験会が終了すると、こんな素敵な「木登り証明書」がもらえます。いい記念になります。また、このページの写真も後でＴＭＣＡさんから送っていただいたものが大半です。とっても写りがいいので、ご好意でお許しをいただいてこのブログに掲載させていただきました。有難うございました。

ツリーイングをやってみたいという方はスケジュールをチェックしてお出かけされては如何でしょうか。定員数が少ないので、何時行ってもできるとは限りませんが、午前中は比較的空いているみたいです。参加料は一人１０００円でした。

我家も絶対また参加させていただくと思います。